もし良ければ、簡単に編み方をまとめてみましたので、編んでみてください。本家は袖の付け方やウェストのシェイプ等工夫がありますが、今回は簡単にしました。
まずこのセ-タ-の作り方の概要です。
赤い線の部分が作り目になります。赤い点とA、Fの10箇所で増し目をして前襟ぐりの長さ分を往復編みした後、輪にして編んで身頃、袖に分けて編んでいくパタ-ンです。最初だけ往復編みですが、輪にしたら後は以前紹介した簡単丸ヨ-クセ-タ-と同じです。
=最初に=
この編み図はゲ-ジが18目、28段です。まず自分が使う糸のゲ-ジを取ります。
例えば16目だったら 16÷18=0.88 20目なら 20÷18=1.11となるので、それぞれの選んだサイズの目数にこの数字
をかければ簡単に調整ができます。
では編み方の説明をしていきます。
サイズが7つ、XS(74cm) S(84) M(94) L(104) 1X(114) 2X(124) 3X(134)
上の図に合わせて説明します。
1.作り目をします。
これから編むサイズを選んで下の様に作り目をします。*ここで問題発生です。海外パタ-ンのセ-タ-は襟ぐりが大きく開
いています。ざっとこの作り目で計算してみました。
胸囲 XS(74cm) S(84) M(94) L(104) 1X(114) 2X(124) 3X(134)
作り目の長さ XS(29cm) S(31) M(31) L(37) 1X(38) 2X(40) 3X(42)
この数字にこれから前襟ぐりの分が入るので倍近くになります。MサイズでもXS、Sの作り目の数で始めても良さそうです。
Mで説明します。数字は表目の数 *はマ-カ-です。
増し目はKFBでと指示がありますが、私は、この方法だと綺麗なラインにならないので、マ-カ-の前の前で増し目をする時
は左増し目、マ-カ-の後で増し目をする時は右増し目で増し目をしました。気にならない人はKFBで大丈夫です。
ねじり増し目という方法もありです。目と目の間の渡り糸を引っ張りあげて穴が開かないように捻って編みます。ちなみに表側
の場合は後から渡り糸の下に針を入れて捻り、裏編みの時は手前から針を入れて捻ります。今回は表側のみの増し目です。
巻き増し目でも可。
では実際に始めます。
今回はゲ-ジ16目21段の糸です。私の場合は横の目数の割には段数の数が少ない様です。そこで、1*8*26*8*1
で始めます。
Row1 KFB*KFB 表目10 KFB *KFB 表目30 KFB*KFB 表目10 KFB*KFB
偶数段 すべて裏編み(裏目)
Row3 KFB 表目1*KFB 表目12 KFB *KFB 表目32 KFB*KFB 表目12 KFB*KFB
Row3と裏編みを続けます。
2.Row3だけもう1回編みます。糸は表側の最後・左にあります。針には24*31*58*31*24の目が掛かっています。
後身頃CDが58目、前身頃48目(AB24目 EF24目)なので、このままだと前見頃の分が10目足りません。そこで、Fの最後
の目を編んだら巻目で10目作ります。糸は切らずにそのままAに続けて編みます。これで輪になったので上の表の☆の目
数になるまでRow3、表編みを繰り返します。
私は 17*24*42*24*17 なので、42-(17+17) で8目巻き増し目をして輪にしました。
このまま21cmの長さになるまで編みます。
続きは、次回で。